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光による陰影のグラデーションがデザインされた家

Description

都心マンションから新築戸建への移住計画であり、クライアントからは敷地探しのフォローも依頼された。信頼できる建築家が決まっている場合に敷地が未定ならば、的確なアドバイスを受けながら一緒に選定する事を強く推奨する。今回の場合も、いくつかの候補地を見て回りながら最終的に選定したのは、街の新陳代謝が促進されることで新旧のバランスが整い、熟成された雰囲気で魅力的なエリアに立地する敷地であった。信濃川の対岸に朱鷺メッセが眺望できるのもポイントだったと言えるだろう。デザインと音楽に造詣の深いクライアントからは、当初より空間に洗練されたシンプルさと、音響機器の適切なレイアウト提案などを求められていた。必要諸室は整然と配置され、且つ極めて機能的に接続されている。しかしその一方、採光を緻密にコントロールしたことによる各所の陰影は複雑であり、美しい光のグラデーションは際立っている。またこれは、反射率を検討したシンプルなモノクロームの仕上げによって高められている。<phenomenon HOUSE>では、現象を生み出す装置としての住まいが実現できた。

  • Theme phenomenon_house
  • Category 住宅
  • Location 新潟市中央区
  • Floor インナーガレージ2台分 3LDK+ピアノルーム+執務室
  • Structure 木造2階建
  • Total area 202.71㎡